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ラングドック地方とルーション地方 (2009)

重大な水分ストレスに陥らなかったものの操作が難しい、2008年に似たようなヴィンテージです。水分ストレスに陥らなかったと言いましたがその代わりに冬に降った雨は土壌を湿らせ、ブドウの生育を複雑にしました。

実際ラングドック地方では11月から雨が大量に降っています。この秋には360mmもの平均降水量を記録しており、前年度とは異なっていると通知されました。
冬は寒く、3ヶ月間に渡った降雨はそのままの湿度を維持します。1月は最も寒く最低平均気温は1.5℃を記録、2月は最も湿潤な気候となりました。
春はとりわけ4月に雨が多く、平均降水量165mmもの雨が降っています。夏になると例年よりも日照量が豊富で960時間もの日照時間を記録。8月は暑くこのため、ブドウの成熟及び収穫の日程は加速しました。

出来上がったワインは飲みやすいですが偉大なドメーヌの偉大なキュヴェ以外のものは全体的に長期熟成には向いていません。
ルーション地方の冬はラングドック地方よりも寒く、12月は平均降水量207mmを記録するなどとりわけ寒く湿潤でした。2月には多くの生産者の記憶に刻まれ非常に強力な嵐が記録されています。
春は素晴らしく穏やかで雨も多すぎなかったことから非常に美しい開花を迎えます。また冬と春の間に蓄えられた水分は収穫日を早めた暑く乾燥した夏を通じて良好な供給を果たしました。
実際にこの年ブドウの成熟はかなり早く、2003年に似ています。
収量は大幅に減ってしまいましたがいくつかの畑ではとても良質なワインが、その他の畑のものも若いうちに楽しめるフルーティーなワインが出来上がりました。

[参照元: www.vin-vigne.com]